公開2025幎1月15日

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DevOpsで実珟。゜フトりェア開発のセキュリティ・ガバナンス【むベントレポヌト】

2024幎12月に開催された「ガヌトナヌ ITむンフラストラクチャ、オペレヌションクラりド戊略コンファレンス」の圓瀟セッションにおいお、゜リュヌションアヌキテクト本郚長 倧井 雄介が講挔したした。その暡様をお䌝えしたす。

2024幎12月、GitLabは「ガヌトナヌ ITむンフラストラクチャ、オペレヌションクラりド戊略コンファレンス」に出展したした。このむベントにおいお、゜リュヌションアヌキテクト本郚長 倧井 雄介が講挔いたしたしたので、本ブログではその暡様をレポヌトしたす。

GitLabはむンフラチヌムにも倧きな䟡倀を提䟛できる

講挔の䞻芁トピックは、プラットフォヌム゚ンゞニアリングです。冒頭で倧井は、「今回のむベントにはむンフラ担圓の方が倚く参加されおいお、このセッションにも倚くお越しいただいおいたす。GitLabはアプリ開発担圓の方々には良く知られおいたすが、むンフラ担圓の皆様にはただ浞透しおいないかもしれたせん。しかし、今日話すのは、むンフラ担圓の方にこそ、ぜひ聞いおいただきたい内容になっおいたす」ず䌚堎に語りかけたす。

むンフラの運甚・管理にDevSecOpsを採甚するケヌスは増加しおいたす。SRESite Reliability Engineeringサむト信頌性゚ンゞニアリングやGitOpsDevOpsをむンフラ自動化に適甚した運甚モデルを実珟するために、䜕らかのツヌルが必芁だずいう認識が高たったためです。実際に、゜フトりェア開発のプラットフォヌムであるGitLabをむンフラ偎にも適甚するこずで、SSoTSingle Source of Truth信頌できる唯䞀の情報源ずしお機胜させられるこずは倧きな䟡倀をもたらしたす。

Gartner IT Infra講挔の様子 䌚堎の様子

具䜓的には、むンフラの運甚・管理を行うツヌル矀をたたいだSSoTずしおGitLabを利甚するず、容易に党䜓像を把握できたす。むシュヌを積極的に䜿っおいれば、各ツヌルに぀いお過去の採甚から導入、改倉の経緯に぀いおの詳现を぀かむこずも可胜です。IaCInfrastructure as Codeむンフラ定矩ファむルを管理しおおけば、CI/CDパむプラむンのバヌゞョンが管理できるため、䞇䞀のこずがあっおもデプロむ手順に合わせおロヌルバックできるようになりたす。機噚OSミドルりェアの各皮蚭定ファむルの管理や配垃も容易です。

このように、GitLabはDevSecOpsを実珟するプラットフォヌムでありながら、同時にSREやGitOpsなどむンフラの運甚・管理に掻甚できるさたざたな機胜を備えた統合プラットフォヌムず蚀えるのです。

「GitLabは、むンフラチヌムにも倧きな䟡倀を提䟛できる゜リュヌションであるず自負しおいたす」倧井

独立した専任のプラットフォヌムチヌムが必芁

Gartner IT Infra講挔の様子 GitLab合同䌚瀟 ゜リュヌションアヌキテクト本郚 本郚長 倧井 雄介

゚ンゞニアは゜フトりェア開発にあたり、蚈画、開発、リリヌスのサむクルを高速に回すこずを目指したす。コンピュヌタの登堎から今日たで、経営者ぱンゞニアにそれを求めおきたした。

しかし、状況は昔ず今では倧きく倉わりたした。か぀おの゚ンゞニアはコヌドを曞く胜力が第䞀で、スピヌディに高効率なコヌドを生み出すこずが求められおいたした。そしお、矎しいコヌドそのものが、゚ンゞニアの誇りでした。しかしながら、珟圚はコンテナやAPI、セキュリティなど、コヌド以倖のさたざたな知芋が求められおいたす。

珟圚の゚ンゞニアにずっお、コヌドそのものは理解できれば問題ありたせん。すでにAIがある皋床のコヌドを生成できたすから、それを目的に合わせお修正するこずで業務効率が向䞊する状況が生たれおいるためです。最も重芁なのは、コヌドの“呚蟺領域”を知るこずで迅速に成果を出す胜力。䞭でも、倚数のクラりドツヌルの䞭からそれぞれの特城を理解し、比范・怜蚎しお最適解を䜿甚するこずは重芁なスキルです。ただ、この状況ぱンゞニアの認知負荷が倧幅に高たるずいう課題を生みたした。実際に、゚ンゞニアの認知負荷はか぀おの10倍になったずも蚀われおいたす。

必芁な知芋は倚岐にわたるため、䞀人でカバヌできる範囲は限られたす。そのために、プロセスは现分化されおきたした。必然的に、チヌム内でもサむロ化が進むこずになりたす。この状況におけるひず぀の最適化のための解が、「プラットフォヌム郚分を共通化しお切り出し、1぀のチヌムに任せる」ずいうものです。党䜓最適を果たすこずを目指した取り組みで、そのために倚くの組織で「プラットフォヌムチヌム」が生たれるこずになりたした。

Gartner プラットフォヌムチヌムが担う圹割

プラットフォヌムチヌムのやるべきこずを、䞊図に瀺したした。同チヌムは、各プロゞェクトず連携しながら、自動化、セキュリティ、API、およびむンフラに぀いお䞀元的に管理するこずになりたす。これは、むンフラを構築保守する専任のプラットフォヌムチヌムが必芁になるずいうガヌトナヌの定矩するプラットフォヌム゚ンゞニアリングの考え方に䞀臎したす。

プラットフォヌムチヌムは、開発チヌムが生産性高く䜜業を進めるこずをサポヌトしたす。開発チヌムの行動を制限しすぎず、䞀方でリスクの高いツヌルの䜿甚を蚱さず、䞇䞀の際にはすでにリリヌスされたアプリケヌションであっおもすべお怜査し、迅速に察凊しお被害を最小限に抑えたす。

プラットフォヌムチヌムが正しい方向でプラットフォヌム゚ンゞニアリングを掚進できれば、開発チヌムが行うむンフラ関連䜜業はほがれロになり、開発スピヌドの向䞊、開発サむクルの短期化を期埅できたす。䞀貫したコンプラむアンスガバナンスも実珟したす。最終成果物次第で蚱容リスク範囲を増枛させるなど柔軟な運甚を可胜にするこずで、生産性ずリスクのバランスを取りながら、党䜓最適を図るこずができたす。

セキュリティでは防灜も意識しおほしい

GitLab Tanuki ブヌスで配垃された景品

さらに、セキュリティ面においおもプラットフォヌム゚ンゞニアリングが倧きく寄䞎するこずが期埅されおいたす。経営幹郚の倚くは、セキュリティず聞くずポリシヌ策定などの䌁画郚分や、りむルススキャンなどの運甚郚分だけに泚目しがちです。そのため、倚くの䌁業では䌁画、運甚段階のセキュリティには察応が進んでいたす。䞀方、゚ンゞニアは開発段階にやるべきこずがあるこずを知っおいたす。

たずえば、コヌドそのものがセキュアであるかどうかを怜査しなければなりたせん。Software Bill of Materials以䞋、SBOM゜フトりェア構成の郚品衚を実装し、OSSの゜フトりェア・サプラむチェヌンを可芖化し、リスクに備える必芁がありたす。定期怜査のプロセスは効率化したいですし、脆匱性発芋時の即時怜査を行える䜓制を敎えおおく必芁もありたす。倖泚先の管理も必須で、開発チヌムずプラットフォヌムチヌムにかかわるすべおの人に共通するSSoTを備えおおくこずができれば理想です。

倧井は、「䌁画・運甚におけるセキュリティを重芖するず、䞻に“枛灜”を目指すこずになりたす。確かに枛灜は必芁で、SIEMやSOARは有益な゜リュヌションなのですが、 できれば“防灜”も目指したいずころです。セキュリティ甚語を䜿えば、サむバヌ・レゞリ゚ンスずずもに、サむバヌ・ハむゞヌンを远求したいのです」ず話したす。

DevSecOpsでは、゜フトりェア開発プロセスの早期からセキュリティに取り組むこずをシフトレフトず呌び、それを重芖しおいたす。぀たり、開発段階から防灜を意識するこずになり、DevSecOpsの先進䌁業はこぞっおシフトレフトしおいたす。GitLabでは、数倚くのセキュリティスキャン機胜を甚意し、これらを開発プラットフォヌムに組み蟌んでいたす。同時に、品質を安定させるガむドラむンやポリシヌをプロセスに適甚できるため、芏定どおりに各メンバヌが仕事を進めながら防灜を目指した゜フトりェア開発を培底するこずができたす。

もちろん、枛灜を無芖しおよいわけではありたせん。開発時にリスクれロだった䟝存先OSSでも、リリヌス埌に脆匱性が発芋されるケヌスはありたす。こうした際には、SBOMを䜿っお完璧に可芖化しおおき、リスク別に芋分けられるビュヌも提䟛しおいたす。

Gartner GitLab Ultimateのセキュリティスキャン機胜

優れたプラットフォヌムチヌムがプラットフォヌム゚ンゞニアリングを掚進し、GitLabを掻甚すれば、さらなる䟡倀を埗るこずもできたす。GitLabを開発チヌムに提䟛するこずで埗られる倚くのメリットもありたす。採甚した゚ンゞニアは、GitLabの䜿い方さえ芚えれば、すぐに仕事に慣れお戊力化したす。AIを䜿った生産性の高い開発も可胜で、すでにコヌドの提案機胜に察応する蚀語は25以䞊になりたした。自瀟が所有するAIモデルずの接続も可胜で、瀟内ポリシヌでむンタヌネット経由でのAIサヌビス利甚が制限されおいるケヌスにも察応できたす。

倧井は、「GitLabを党瀟の共通プラットフォヌムずしお掻甚するこずで、むンフラチヌムず開発チヌムが䞀䜓ずなっお仕事を進め、プラットフォヌム゚ンゞニアリングの浞透を加速するこずができたす」ず話しお講挔を締めくくりたした。

GitLab 曞籍 曞籍

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